サイドFIRE民の生活はとても豊か

FIRE

はじめに:思いがけず豊かな選択肢

考えてみると不思議なんですよね。

以前このブログで8000万円あれば完全FIREできるって計算したんですが、いま思えば「完全FIRE」だけが選択肢というわけでもないんですよね。

今はフルリモート+裁量労働制の仕事をしながら資産も維持している「サイドFIRE」状態ですが、この生活スタイルが想像以上に豊かだと感じています。

単純に「働かない」というのがFIREの目標だと思い込んでいた自分が少し恥ずかしいくらいです。要は「好きなように生きる自由」を手に入れることが本質なんじゃないかと。

以前のFIREシミュレーションを振り返る

以前の8000万円シミュレーションって、90歳まで普通に生活できるという最低限の安心を確保するものでした。

月50万円使って、65歳以降は年金も加えて月40万円使って、基本的には問題ないという結果でした。「ゲイの品位ある生活費」としては十分でしたが、特別なことをするには少し慎重になる必要がありました。

賢い少年
賢い少年

運用益7%で元本維持しつつ生活費を確保する計算だったよね。基本的な安全性は確保できていたけど、予期せぬ出費への余裕という点では不安があったかも。

そうなんですよ。完全FIREは「働かなくても食べていける」という最低限のラインであって、「贅沢し放題」というわけではないんです。ぶっちゃけ、いざというときの余裕はあまりありませんでした。

2.サイドFIRE生活のシミュレーション

仮に年間800万円程度の収入があったとして、現在のサイドFIRE状態をシミュレーションしてみました。

8000万円の金融資産に年利7%の運用に加えて、収入から毎年200万円程度を積み立てると仮定します。

そうすると、現役時代は月に70万円程度使っても、年金生活になってからも月45万円使っても、90歳でほぼ資産を使い切るという計算になります。

具体的な推移はこんな感じです:

  • 44歳(初年度):年初資産8,000万円 → 年末資産7,820万円
  • 50歳:年初資産約6,800万円 → 年末資産約6,536万円
  • 60歳:年初資産約4,300万円 → 年末資産約3,861万円
  • 65歳(退職時):年初資産約2,500万円 → 年末資産約1,935万円
  • 80歳:年初資産約850万円 → 年末資産約369.5万円
  • 90歳:資産ほぼ0万円
ツッコミ少年
ツッコミ少年

でも月70万円も使えるなんて、独身にしては多くない?何に使うの?

使い道なんていくらでもあるでしょう。海外旅行、趣味への投資、友人との食事、自己啓発…。普通の生活をしながらプラスαの体験を積み重ねるってことです。そしてそれが人生の彩りになるんですよ。

実質可処分所得という観点からみると、現役時代は月に十分な余裕があり、年金生活でも月69万円程度使える計算になります。「何を削るか」ではなく「どう使うか」を考える余裕が生まれるんですね。

いじわるな少年
いじわるな少年

結局、たくさん働いて、たくさん稼いで、将来のために貯金して…って普通のサラリーマンと変わらなくない?FIREの意味ある?

いやいや、全然違いますよ。普通のサラリーマンは「会社に人生を縛られている」状態ですが、サイドFIREは「働く自由」があるんです。明日やめても経済的には問題ない。そんな状態で「選んで」働いているのと、「働かざるを得ない」のでは、精神的な余裕が全然違います。

3.完全FIREとサイドFIREを比較分析する

お金の面では明らかに差がありますが、それだけではありません。

「働かない自由」と「余裕を持って生活できる自由」を比較すると、個人的には後者の方が心の平和につながると感じています。

完全FIRE(月50万円生活)とサイドFIRE(月70万円+積立)の違いを具体的に挙げると:

  1. 金銭的余裕: 予期せぬ出費があっても慌てなくていい
  2. 精神的安定: 資産が減っていく不安より、増えていく安心感
  3. 社会的つながり: 仕事を通じての人間関係が維持できる
  4. 自己実現: 働くことで得られる達成感や成長がある
優しい少年
優しい少年

サイドFIREって、「お金のために働く」から「自分のために働く」という状態に変わるってことだね。選択肢が広がることで、心の余裕も生まれるんじゃないかな。

まさにそうです。人生の目的は「働かないこと」ではなく「自分らしく生きること」ですから。

働くことが苦痛でなく、むしろ生活を豊かにする要素になるなら、それもアリだと思うようになりました。

賢い少年
賢い少年

サイドFIREの資産シミュレーションを見ると、最終的には資産がゼロに近づくけど、その過程では十分な生活水準を維持できるんだね。これって合理的な資産活用方法だと思う。

そうなんです。「資産を残すこと」自体が目的ではなく、その資産を使って人生を豊かにすることが目的なわけですから。ゲイとして子どもに財産を残す必要もないので、自分の人生を最大限に楽しむことに集中できるのは大きな強みです。

まとめ:自分らしい選択を

「FIRE=働かない」という固定観念から離れて、「FIRE=自由な選択ができる状態」と考えると、サイドFIREという働き方もアリだと思うんです。

完全FIREも悪くはないですが、サイドFIREは金銭的にも精神的にも余裕がある生活を実現できます。特にゲイの場合、一般的な家族形成とは異なるライフプランを考える必要があるので、この余裕は大きな安心感をもたらしてくれます。

結局のところ、どちらが「正解」というわけではなく、自分らしい生き方を選べることこそが真のFIREの価値なのかもしれません。

現場からは以上です。

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